小さなリボンの形をしたYou(ユウ)。 この名前は「結う」から名づけました。
お母さんとお父さんがいて小さな命でつながる輪、それをカタチにしていく中で「家族になる」「一つになる」「そして広がる」というテーマがひとつずつ出来上がってきました。そんな時に浮かんだのが「契りを交わす」という言葉。「わたしとあなたがひとつになる」「わたしとわたしがひとつになる」、それって「プロポーズ」みたいだなぁと。 気づいたときには家族だった、家族なんて自然になるものかもしれない。今日から家族です!ってなかなか宣言しないと思うのだけれど、それを宣言してカタチにしてもいいのかな、なんて思ったわけなんです。だから、3つの輪の次は「エンゲージリング(=婚約指輪)」みたいなベビーリングが作りたいなぁと思って、そして生まれたのが今回紹介するYou(ユウ)とBow(ボウ)でした。どちらもリボンのようなモチーフを選んだのは、家族の縁や絆をギュッと結ぶというイメージを表現したかったからです。
パパさんから、赤ちゃんとママさんに改めてプロポ―ズなんていうのもいいかもね。
リボンを結んだその先は小さいけれど実は「ハート」の形をしています。
誕生石を留めるその4本の爪は、お母さんやお父さんの愛情たっぷりの手をイメージしました。結んだその手で抱きしめられる小さな命。それが誕生石。赤ちゃんが愛情たっぷりの手で支えられて健やかに幸せに人生を歩めますように。そんな願いを込めています。
そして、「結ぶ」にはもう一つ意味があって。
その意味が「話を結ぶ」と使われるような「締めくくる」といった意味。
トツキトオカ、お腹の中で育まれた小さな命。そのあいだ、お腹の中の赤ちゃんはお母さんとへその緒でつながっています。 お母さんが歓びに満ち溢れている時、楽しく笑っている時、不安で仕方がない時、つわりで苦しくほとんど食べられないときでさえも、赤ちゃんはへその緒・胎盤でお母さんと繋がり、そこから自分で必要なものを取り込んできました。 そしてお母さんも、どんな時でもどんな状態でもその小さな命に与え続けてきました。
赤ちゃんが生まれ切られた時、へその緒はその役割を終えます。
赤ちゃんはそこからはひとりの人間。もちろんできないことが多いからサポートは必要だけれど、お母さんがその子のために身を投げうって子宮で果たす役割はおしまい。
だからね、いったん「結ぶ」。 妊娠・出産という役割は終わりました。と。
そこからはまた新しいストーリーで、産んだからってもし「苦しみながら」だったら育てなくちゃならないわけじゃない。それでも、やっぱり手を差し伸べたいのならしっかりサポートすればいいし、難しいならちゃんとサポートできる体制を整えればいい。
それは少々鋭利な発言かもしれないけれど、そのくらい「一旦」「結んで(締めくくって)」みたらいいと思うのです。そこからを選ぶのもあなたの自由。
どうせ結ぶならリボンみたいに可愛く結んであげましょ。
だからYou(ユウ)はこんなカタチをしているのです。
私はママ歴やっと4年という経験の浅いお母さんだけれど、子育てって全然思い通りにいかない。というか、思い通りに行かせようなんてとても傲慢。「産んだ」けども、それは思い通りに仕立て上げられるマスコットを産んだわけじゃない。自分やパートナーの何らかの情報は受け継いでいるかもしれないけれど完璧なひとつの「個」。でもね、ついつい忘れちゃうんですよね。
だからいったん「結ぶ」。
天真爛漫な笑顔も、ちょっとまいっちゃう大泣きも、理解できない言動も、わたしじゃないから当たり前。そう思えると、この子が私に色んな感情を目覚めさせ、人生をまた豊かにしてくれているんだなって、ますますかわいく思えると思います。
その渦中にはそんなこと思えないんですけどね、そのたびに「結ぶ」と落ち着くはず。
お母さんのあなたも、妻のあなたも、社会人としてのあなたも、女としてのあなたも、どんなあなたも、その場所ではいつでもあなたが主役。うまくいかない時は、そのまえにいた物語をいったん結んでみたらいいかもしれません。
リボン結びならすぐほどけるしね。
戻りたかったらすぐ戻れるし、安心して「あなたらしく」いてください。
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